施工事例

【京都府乙訓郡】屋根葺き替え工事(和瓦からガルテクト)

基本情報
建物:木造2階建
築年数:約35年
既存屋根:和瓦
メンテナンス履歴:漆喰打ち替え、瓦部分補修

工事内容
屋根葺き替え工事(和瓦からガルテクト)
お客様名
K様
施工エリア
京都府乙訓郡
工事費用
280万
工事期間
約2週間

既存瓦撤去

  • 和瓦の場合瓦を撤去するとこのように葺き土といわれる土があります。建物の年数が経過するとこの葺き土が雨などで流れ隙間が出来てしまい、瓦のズレや雨漏りの原因にもなります。

    和瓦の場合瓦を撤去するとこのように葺き土といわれる土があります。建物の年数が経過するとこの葺き土が雨などで流れ隙間が出来てしまい、瓦のズレや雨漏りの原因にもなります。

  • 一般的な和瓦の重さは葺き土も合わせると約50㎏/㎡あると言われてます。一般的な大きさのお住まいの屋根が50から60㎡といわれているので重さでいうと約2.5トンから3トンもの重さがある計算になります。家の重心が高いと地震の影響も受けやすくなります。

    一般的な和瓦の重さは葺き土も合わせると約50㎏/㎡あると言われてます。一般的な大きさのお住まいの屋根が50から60㎡といわれているので重さでいうと約2.5トンから3トンもの重さがある計算になります。家の重心が高いと地震の影響も受けやすくなります。

  • 葺き土も撤去するとこんな感じになります。今回瓦と葺き土を撤去すると下地が腐って穴が開いていました(写真の真ん中上の方)。このような状況は雨漏りしないと分かりにくいですが、こういったこともあるのでやはり適切なメンテナンスが必要なのが良くわかります。

    葺き土も撤去するとこんな感じになります。今回瓦と葺き土を撤去すると下地が腐って穴が開いていました(写真の真ん中上の方)。このような状況は雨漏りしないと分かりにくいですが、こういったこともあるのでやはり適切なメンテナンスが必要なのが良くわかります。

  • こちらも葺き土を撤去した状態です。こちらもところどころ穴が開いていました。

    こちらも葺き土を撤去した状態です。こちらもところどころ穴が開いていました。

木下地造作工事

  • 構造用合板を貼る為の桟木を新設します。下地の状況によって不陸(段差)を調整しながら施工します。

    構造用合板を貼る為の桟木を新設します。下地の状況によって不陸(段差)を調整しながら施工します。

  • 構造用合板を貼るとこんな感じです。この上にルーフィングを敷いていきます。

    構造用合板を貼るとこんな感じです。この上にルーフィングを敷いていきます。

  • 一般的に屋根の葺き替えをする際に使用する構造用合板(コンパネベニヤ)の厚みは12㎜です。昨今は木材等の材料費も値上げしています。見積金額にも反映するので、なるべくロスのないように考えて施工します。

    一般的に屋根の葺き替えをする際に使用する構造用合板(コンパネベニヤ)の厚みは12㎜です。昨今は木材等の材料費も値上げしています。見積金額にも反映するので、なるべくロスのないように考えて施工します。

本体工事(ルーフィング~ガルテクト本体)

  • ルーフィング(防水シート)を貼ります。

    ルーフィング(防水シート)を貼ります。

  • 屋根の形状によって各所に役物と呼ばれる板金を取付していきます。※写真は下り棟です。
同じ大きさの屋根でも屋根の形状によって役物の数量が変わったり、施工の手間が変わります。見積金額にも影響する部分なので注意が必要です。

    屋根の形状によって各所に役物と呼ばれる板金を取付していきます。※写真は下り棟です。 同じ大きさの屋根でも屋根の形状によって役物の数量が変わったり、施工の手間が変わります。見積金額にも影響する部分なので注意が必要です。

  • 役物(棟板金)取付るための木下地です。余談ですが、カバー工法の場合もこのように棟等の板金部分は下地をやりかえます。

    役物(棟板金)取付るための木下地です。余談ですが、カバー工法の場合もこのように棟等の板金部分は下地をやりかえます。

施工前

所有されてる借家の屋根が古くなってきたので今後安心して貸せるようにしたい。※耐震性も気になる。

担当者からのコメント

T.Kentaro

お住まいの財産価値を維持していく上で屋根のメンテナンスはとても重要です。雨漏りはもちろんの事、昨今は地震や風災害の対策もしておかなければいけません。普段なかなか気にして見るところではないですが、だからこそ定期的なメンテナンスやしっかりとした改修工事が必要です。適切なメンテナンスで安心快適なお住まいの維持管理を行って下さい。

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